疥癬治療失敗例の分析

 疥癬治療について述べられた147本の論文を調べた。疥癬治療の失敗(無効、再発等)は、小児で18.6%、成人で14.1%、全体で15.2%であった。治療別の失敗率は、イベルメクチン2回内服(7.1%)、イベルメクチン1回内服(15.2%)、イベルメクチン外用(9.3%)、ペルメトリン外用(10.8%)、リンデン外用(18.1%)、安息香酸ベンジル外用(25.3%)、クロタミトン外用(27.7%)であった。

 

Br J Dermatol 2024; 190:163–173