円形脱毛症に多い合併症

 アメリカで円形脱毛症患者8,784名(そのうち重症型599名)を、円形脱毛症のない対象者26,352名と2016年〜2020年にかけて比較した。調査期間中の感染症、悪性腫瘍、血栓症、心血管障害の発症について調べた。
 その結果、円形脱毛症患者では単純ヘルペスの発症率が有意に高かったが、その他の発症率はほぼ同等だった。重症型では合併症の発症率が通常型に比べて概して高かった。
 
Dermatol Ther (Heidelb) (2023) 13:1733–1746