日本の円形脱毛症の特徴

 61,899人の円形脱毛症患者のうち、重症型は1,497人であった。もっとも多い合併症はアレルギー疾患で、アレルギー性鼻炎(38.3%)、アトピー性皮膚炎(17.5%)、喘息(16.2%)であった。重症型の円形脱毛症ではアレルギー以外の合併症(甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、白斑、乾癬、関節リウマチ、鉄欠乏性貧血)の割合も高かった。

 

J Dermatol. 2023;50:37–45.